
空き家買取バンクは、自治体の「空き家バンク」ではなく、KTERAS株式会社が運営する民間の不動産買取・仲介サービスです。
「空き家買取バンクの口コミはどう?」「悪い評判はない?」「聞いたことがないけれど怪しくない?」と、査定を申し込む前に気になりますよね。
結論からいうと、空き家買取バンクは運営会社や宅建業免許などの基本情報を確認できる一方、第三者口コミは十分に多いとはいえず、口コミだけでサービス全体の良し悪しを判断するのは難しい状況です。
公式サイトには、残置物がある家、再建築不可の相続不動産、雨漏りがある住宅、事故物件などの買取事例が掲載されています。ただし、公式の事例は自分の物件が同じ価格・条件で売れることを保証するものではありません。
査定を依頼するなら、直接買取か仲介か、査定額から差し引かれる費用、最終手取り額、契約後の責任範囲を確認し、できれば他社と同じ条件で比較しましょう。
- 口コミ・評判:第三者口コミは多くなく、少数の投稿だけでは全体の評価を断定できない
- 運営会社:KTERAS株式会社。所在地や宅地建物取引業免許などの基本情報を確認できる
- 相談対象:空き家・相続不動産・再建築不可・残置物あり・事故物件など
- 査定前の注意:直接買取価格と仲介の売出価格を混同せず、費用と契約条件を比較する
空き家買取バンクの口コミ・評判を調査
空き家買取バンクの評判を調べるときは、第三者が投稿した口コミと、公式サイトに掲載されたお客様の声・買取事例を分けて確認することが大切です。
| 口コミの種類 | 確認するときのポイント |
|---|---|
| 第三者口コミ | 担当者の対応や査定までの経過を知る参考になります。ただし、投稿数が少ない場合は一部の体験を全体に当てはめないことが大切です。 |
| 公式のお客様の声 | 利用者の感想や相談内容を知る材料になりますが、運営会社が選んで掲載した内容です。 |
| 公式の買取事例 | 相談できる物件の種類を知る参考になります。ただし、掲載価格が自分の物件にも適用されるわけではありません。 |
第三者口コミは少なく、評判だけでは判断しにくい
空き家買取バンクについては、サービス全体を評価できるほど豊富な第三者口コミを確認できる状況ではありません。
そのため、口コミが少ないことだけで「怪しい会社」と判断することも、悪い口コミをあまり見かけないことだけで「安心できる会社」と判断することもできません。
少数の星評価よりも、実際に査定を依頼したときの対応と、提示された条件を確認することが大切です。
気になる口コミは?査定後の連絡に関する投稿が紹介されている
外部の不動産サービス紹介記事では、査定に必要な資料を提出した後、連絡がなかなか来なかったという趣旨のGoogle口コミが紹介されています。
ただし、これは外部媒体が紹介した投稿です。本記事では、元の投稿が現在も掲載されているか、投稿者の取引状況やその後の対応まで確認できていません。
したがって、この投稿だけを理由に、すべての依頼で査定が遅れる、連絡が来ないと判断することはできません。
連絡について不安がある方は、査定を申し込む前に、次の点を確認しておきましょう。
- 査定結果はいつ頃提示してもらえるか
- 追加で必要になる資料は何か
- 担当者の連絡先と連絡可能な時間帯
- 希望する連絡方法を指定できるか
- 予定日までに回答がない場合、どこへ問い合わせればよいか
「○日頃までに査定結果を教えてください」と最初に希望を伝えておくと、連絡予定を確認しやすくなります。
公式サイトには良い口コミ・買取事例が掲載されている
一方、空き家買取バンクの公式サイトには、売却を依頼した人の感想と具体的な買取事例が掲載されています。
| 公式掲載の事例 | 相談内容 |
|---|---|
| ゴミ屋敷・漏水があるマンション | 室内に残置物がある状態で、現状のまま買取を相談した事例 |
| 再建築不可の相続不動産 | 相続手続きや再建築不可という条件を含めて相談した事例 |
| 雨漏りがある築古住宅 | 解体や片付けに費用がかかる物件を相談した事例 |
| 事故物件のマンション | 告知事項がある物件について、仲介ではなく直接買取を利用した事例 |
これらは、残置物や建物の不具合がある物件でも相談対象になることを知る材料です。
ただし、公式サイトの掲載事例は運営会社が選んだ内容です。過去の買取価格、利用者の満足度、売却までの日数が、すべての物件に当てはまるわけではありません。
査定時には、掲載事例と自分の物件で何が違うのかを聞き、価格の根拠と引渡し条件を確認しましょう。
コンサルタント @KAZU口コミだけでは自分の家がいくらで売れるかは分かりません。現状のまま査定できるか、費用を引いたあとにいくら残るかを確認してみましょう。
空き家買取バンクは怪しい?運営会社と宅建業免許を確認
空き家買取バンクの運営会社は、東京都中野区に所在地を置くKTERAS株式会社です。
KTERAS株式会社の公式会社概要には、所在地、設立年月、事業内容、宅地建物取引業免許番号などが掲載されています。
| 確認項目 | 公式情報で確認できる内容 |
|---|---|
| サービス名 | 空き家買取バンク |
| 運営会社 | KTERAS株式会社 |
| 所在地 | 東京都中野区本町2丁目51番10号 OKビル10階 |
| 設立 | 2018年11月 |
| 宅建業免許 | 東京都知事(2)第105384号 |
| 主な事業 | 不動産買取・仲介・再生・管理、リフォーム、相続コンサルティングなど |
このように、運営会社の名称や所在地、免許番号などの基本情報は公開されています。
宅建業者の情報を自分でも確認したい場合は、国土交通省の宅地建物取引業者検索で商号や免許番号から調べることができます。
ただし、運営会社や免許番号が確認できることと、自分の物件が高く売れること、担当者の対応や契約条件が希望に合うことは別です。
会社情報を確認したうえで、実際の査定結果や費用負担まで比較して判断しましょう。
自治体の空き家バンクとは別のサービス
名前が似ていますが、空き家買取バンクと自治体の空き家バンクは別のサービスです。
自治体の空き家バンクは、空き家の売却・賃貸を希望する所有者と利用希望者をつなぐために、自治体などが物件情報を紹介する仕組みです。
一方、この記事で紹介している空き家買取バンクは、KTERAS株式会社が運営する民間の不動産買取・仲介サービスです。
自治体の制度を利用したい方は、お住まいの自治体や物件所在地の自治体が設けている空き家バンクを確認してください。
空き家買取バンクのメリットと向いている人
空き家買取バンク公式サイトでは、空き家や相続不動産のほか、再建築不可、未登記物件、共有持分、借地・底地、雨漏り、事故物件などを相談対象として案内しています。
メリットは残置物や不具合があっても現状で相談できること
相続した実家に家具や荷物が大量に残っていたり、雨漏りや老朽化が進んでいたりすると、「片付けや修理をしないと査定してもらえないのでは」と悩みますよね。
空き家買取バンクでは、残置物がある家や建物に不具合がある物件も相談対象として案内しています。
そのため、片付け・修繕・解体を先に発注せず、まず現状のままで査定を依頼できるか確認する方法があります。
ただし、「現状のまま相談できる」と「片付け費用を負担しなくてよい」は同じ意味ではありません。
公式サイトでは、残置物撤去費用を売買価格から相殺する場合があることも案内されています。査定額に処分費が織り込まれているのか、売主が別途負担するのかを確認しましょう。
直接買取できない物件は仲介を提案される場合もある
空き家買取バンクは、すべての相談物件を必ず直接買い取るサービスではありません。
公式サイトでは、査定結果によって直接買取が難しい場合でも、仲介部門で売却を手伝うことができると案内しています。
査定結果を受け取る際には、「今回提示されたのはKTERASが買主となる直接買取価格ですか。それとも仲介での売出価格ですか」と確認してください。
KTERASが買主となる直接売買であれば、その売買について通常はKTERASへの仲介手数料は発生しません。一方、KTERASが仲介して別の買主を探す場合は、媒介契約の内容に応じて仲介手数料が発生する可能性があります。
直接買取と仲介では、提示される価格の意味、売却までの期間、手数料などが異なるため、同じ種類の価格として比較しないようにしましょう。
空き家買取バンクが向いている可能性がある人
次のような物件を所有している方は、空き家買取バンクを査定先の候補にできます。
- 相続した空き家に家具や不用品が大量に残っている
- 雨漏り、老朽化、建物の傾きなどがある
- 再建築不可や未登記部分がある
- 共有持分や借地・底地の売却を相談したい
- 孤独死・自殺など、死亡事案に関する告知事項がある
- 地元の不動産会社から買取を断られた
- 片付けや解体をする前に、売却できるか確認したい
- 売却までの時間や手間をできるだけ減らしたい
ただし、実際の買取可否や査定額は、所在地、接道、権利関係、建物状態などによって変わります。
買取だけに絞らず仲介も比較したい人
次のような方は、直接買取だけでなく、一般的な仲介査定も比較すると判断しやすくなります。
- 立地や建物の状態がよく、一般の買主への売却も考えられる
- 売却を急いでおらず、価格を重視したい
- 買取価格と仲介で売れる見込み価格の差を知りたい
- 査定額の妥当性を複数社で確かめたい
不動産会社による直接買取は、買主を探す販売期間を短縮しやすい一方、再販売費用や事業者の利益などが査定に反映されるため、一般的には仲介で売却する場合より価格が低くなる傾向があります。
一方、仲介の査定額や売出価格は、その金額で実際に売れることを保証するものではありません。
価格だけでなく、売却までの期間、費用、引渡し条件も含めて比較しましょう。
空き家買取バンクの査定前に確認したい価格と契約条件
空き家買取バンクへ査定を依頼するときは、提示額から何が差し引かれ、最終的にいくら受け取れるのかを確認することが重要です。
査定額だけでなく最終手取り額を比較する
例えば、2社から異なる買取価格を提示された場合でも、残置物処分や測量などの費用負担によって、実際の手取り額は変わります。
各社には同じ物件情報を伝え、次の項目をできれば書面で確認してください。
- 価格の種類:直接買取価格か、仲介での売出価格・成約見込み価格か
- 費用負担:残置物撤去、特殊清掃、測量、登記、解体などを誰が負担するか
- 最終手取り額:売却価格から売主負担費用を差し引くといくら残るか
- 減額条件:現地調査後や契約後に価格が変更される条件はあるか
- 売却期間:査定、契約、残代金の決済、引渡しまでの予定
- 契約条件:手付金、契約解除、契約不適合責任の免責範囲
売却後の税金や相続登記などの費用が発生する場合もあります。概算の手取り額を比較する際は、これらを含めて確認しましょう。
契約不適合責任の免責範囲を確認する
不動産会社への直接買取では、「現状有姿で引き渡す」「売主の契約不適合責任を免責する」といった条件が提案される場合があります。
ただし、現状有姿という記載だけで、売主の責任がすべてなくなるとは限りません。
また、民法第572条では、担保責任を負わない旨の特約があっても、売主が知りながら告げなかった事実などについては責任を免れないと定めています。
そのため、雨漏り、シロアリ、越境、未登記部分、過去の死亡事案など、把握している重要な事実は査定時に正確に伝えましょう。
売買契約書のどの条項で、どの範囲の責任を免責するのかを確認し、内容が分からない場合は署名前に宅建士や弁護士などへ相談してください。
事故物件やゴミ屋敷は専門買取会社とも比較する
孤独死・自殺などの死亡事案がある物件や、家財が大量に残るゴミ屋敷では、会社によって買取可否や査定条件が異なります。
空き家買取バンクだけでなく、別の訳あり物件専門会社にも同じ物件情報を伝えると、買取価格や清掃・処分費用の負担を比較できます。
その際は、「提示額はいくらか」だけでなく、「特殊清掃や残置物処分を誰が行い、費用を誰が負担するか」までそろえて確認しましょう。
広告
\ 事故物件の買取条件を比較する /
査定を受けても、その場で売却先を決める必要はありません。価格と費用負担を比較しましょう。
空き家買取バンクの対応地域と査定の流れ
全国対応可能と案内されているが即日対応エリアは関東7都県
空き家買取バンクの公式サイトでは、全国対応可能と案内されています。
ただし、即日対応エリアとして掲載されているのは、東京・埼玉・千葉・神奈川・群馬・栃木・茨城です。
それ以外の地域でも相談できる可能性はありますが、全国すべての物件で即日訪問や直接買取ができるという意味ではありません。
大阪や兵庫など関東以外の物件については、住所と物件の状態を伝え、対応可否・訪問方法・査定までの期間を確認しましょう。
査定から売却までの基本的な流れ
公式サイトで案内されている流れを整理すると、次のようになります。
- 電話またはフォームから問い合わせる
- 物件の所在地・状態・相続状況などを伝える
- 必要に応じて現地査定を受ける
- 査定結果と買取・仲介の提案を確認する
- 価格・費用・契約条件に納得できれば契約する
- 決済と引渡しを行う
相続登記が済んでいない場合や、共有者との話し合いが必要な場合などは、売却までの期間が長くなる可能性があります。
査定時には、いつまでに何を用意する必要があるかを確認してください。
空き家買取バンクだけで決める前に他社と比較しよう
空き家買取バンクは、相続した空き家や売却しにくい不動産を相談する際の候補のひとつです。
ただし、口コミの印象や公式サイトの買取事例だけで、実際の査定額が妥当かどうかは判断できません。
可能であれば、空き家買取バンクに加えて、別の買取会社や一般的な仲介会社にも同じ条件で査定を依頼し、次の点を比較しましょう。
- 直接買取価格と仲介での成約見込み価格
- 残置物撤去・測量・登記・解体などの費用負担
- 現地査定後の減額条件
- 売買契約から決済・引渡しまでの期間
- 契約不適合責任の免責範囲
- 必要費用を差し引いた最終手取り額
査定を受けることと、その会社へ売却することは別です。査定結果を確認してから、売却先や売却方法を検討できます。
複数の不動産会社を比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。
まだ売却を決めておらず、「買取・仲介・保有のどれがよいか分からない」という方は、先に状況を整理する方法もあります。
相続した家の名義、家財の片付け、売却時期なども含めて相談したい方は、以下の無料相談をご確認ください。
空き家買取バンクの口コミ・評判でよくある質問
まとめ|空き家買取バンクの口コミだけで決めず査定条件まで確認しよう
空き家買取バンクは、KTERAS株式会社が運営する民間の不動産買取・仲介サービスです。
運営会社の所在地や宅建業免許などの基本情報は確認できます。一方、第三者口コミは多くなく、口コミだけでサービス全体の良し悪しを判断するには材料が十分とはいえません。
相続した空き家、残置物がある家、再建築不可や事故物件などを相談したい方にとっては、査定先の候補のひとつになります。
ただし、空き家買取バンク1社だけで即決せず、直接買取価格・差し引かれる費用・引渡しまでの期間・契約条件・最終手取り額を比較してから判断しましょう。
まだ売るかどうかを決めていない場合は、現状のまま査定を受けられるか確認し、売却方法や費用を整理することから始められます。
▼あわせて読みたい関連記事▼












