
こんにちは。相続した実家や空き家の売却について一緒に考える、カズです。
私は不動産の仕事を20年以上やっていますが、「古い実家だからカチタスなら買ってくれるのか」「提示された買取価格でそのまま決めていいのか」と聞かれることがあります。
カチタスは、築年数が古い家や家財が残った家、遠方の実家を早めに手放したい人には検討しやすい直接買取です。一方、売却価格も重視するなら、カチタス1社の提示だけで決めず、仲介で売った場合の査定額や他社の条件も比べてから判断した方が納得しやすいですよ。
カチタスを30秒で判断
- 向きやすい:築古・残置物あり・遠方など、売却の手間と時間を減らしたい
- 比較したい:少し時間をかけても、売却価格や手取りも重視したい
- 先に確認:土地のみ・非居住物件・地域や物件条件によっては査定対象外になる
- 次にすること:片付けや解体の前に現状で査定し、価格と売主負担を比べる
空き家買取そのものの仕組みから確認したい方は、空き家買取と仲介の違い・業者選びも先に読むと全体像がつかみやすいです。
空き家買取でカチタスを選ぶ前に
カチタスは中古住宅を自社で買い取り、リフォームして再販売する会社です。一般の買主を探す仲介とは仕組みが違うので、まず「何が楽になるのか」「何が対象外になり得るのか」を確認しておきましょう。
カチタスの買取はどんな仕組み
カチタスは売主から住宅を直接買い取り、自社でリフォームしたうえで再販売します。一般の購入希望者が現れるまで待つ仲介ではないため、価格と条件が合えば売却時期を決めやすいのが特徴です。
公式サイトでは、査定価格の提示まで最短3日、現金決済まで最短3週間と案内されています。ただし、これはあくまで最短です。相続登記、抵当権、境界、建物状態などによっては日数が延びることがあります。
また、カチタスと直接売買する場合は仲介手数料が不要と案内されています。ただ、登記や抵当権抹消など別の費用が発生する場合はあります。契約前には「最終的に売主が負担する費用」を確認してください。
古い家や残置物はそのままでいい
相続した実家では、家具、家電、食器、布団などが大量に残っていることがあります。カチタスは、家財が片付いていない古い家もそのまま相談でき、引き渡し準備では家財処分の相談にも対応すると案内しています。
これは相続した空き家では大きなポイントです。私も相談を受けるときは、査定前に何十万円もかけて全部片付ける必要があるのかを先に確認してくださいと伝えています。売却先によっては、残置物を残したまま話を進められるからです。
遠方で現地に行きにくい場合も、鍵を預けて立ち会いなしで査定できるケースがあると公式サイトで案内されています。帰省の回数を減らしたい人には使いやすいでしょう。
◆カズのワンポイントアドバイス
空き家は「きれいにしてから査定」と考えがちですが、先にお金を使うと戻せません。大切な書類や貴重品だけ確保して、まず現状で査定。そのあと片付けの範囲を決める方がムダを減らしやすいですよ。
片付けにかかる費用も確認したい方は、実家の空き家片付け費用と業者選びで、間取り別の目安や追加料金を確認できます。
査定から現金化までの流れ
カチタス公式の流れは、売却相談、現地での調査査定、買取金額と日程の打ち合わせ、引き渡し準備、契約・決済です。
査定では建物の状態だけでなく、土地、周辺環境、権利関係なども確認されます。金額が提示されたら「いくらか」だけでなく、残置物、境界、測量、修繕、引き渡し条件まで含めてその価格なのかを確認しましょう。
カチタスは公式上、基本的に売却後の売主責任が発生しないことを買取の特徴として案内しています。ただし、実際の責任範囲は売買契約書で決まります。雨漏りやシロアリなど知っている事実は正確に伝え、契約条項も読んでから署名してください。
買取できない物件もある
「古い家なら何でもカチタスが買ってくれる」と考えるのは早いです。公式の査定フォームでは、土地のみの売却は取り扱っていないと明記されています。
さらに、高額物件、工場などの非居住物件、非営業エリアのほか、地域や土地・建物の条件によって査定額を提示できない場合があります。つまり「古い家も相談できる」と「必ず買い取ってもらえる」は別です。
解体は査定後に判断してください。建物付きなら相談できた物件でも、先に解体すると土地のみになり、カチタスの取扱条件から外れる可能性があります。解体費を支払う前に、現状のまま査定を受ける方が安全です。
空き家買取でカチタスを比べる方法
カチタスの特徴が自分に合いそうでも、次に見るのは「この提示額と条件で決めていいか」です。買取価格、仲介査定、売却期間、片付け負担を同じ表に並べると判断しやすくなります。
カチタスの買取価格は安い?
カチタスに限らず、不動産会社の直接買取は、買い取った後のリフォーム費、再販売費、保有コストなどを見込んで価格を決めます。そのため、一般の買主へ仲介で売る場合より買取価格が低くなる傾向があります。
ただし、「仲介価格の何割」と一律に決めることはできません。土地の需要、接道、築年数、建物状態、再販売に必要な工事によって差が出るからです。
大事なのは、カチタスの金額だけを見て高い・安いと決めないこと。仲介ならどのくらいを狙えそうか、別の会社ならどんな条件になるかを並べると、その金額を受け入れるメリットが見えてきます。
相続した実家や空き家で複数社を比べる考え方は、相続不動産の一括査定比較でも詳しくまとめています。
カチタスの提示額が妥当か迷うなら、仲介で売った場合の査定額も取っておくと比較できます。イエウールは条件に合う不動産会社へ最大6社まで無料で査定依頼できるサービスで、査定と売却契約は別です。
\ カチタスの提示額と比べる基準を作る /
まず査定額の幅を見るだけでも大丈夫です。依頼先は査定結果や説明を見てから選べます。
口コミは価格と対応を分けて見る
カチタスを調べると、価格、担当者の対応、売却スピードについてさまざまな口コミが出てきます。ただ、不動産は同じ会社でも物件と地域で結果が変わるので、口コミだけで「高く売れる」「安く買われる」と決めつけるのはおすすめしません。
口コミを見るなら、価格の満足度、査定理由の説明、連絡の速さ、契約までの段取りを分けて読んでください。そのうえで、自分の物件については査定書と担当者の説明で確認します。
私なら査定後にこの6項目を横並びにします。
| 比較項目 | 確認すること |
|---|---|
| 提示額 | 現地確認後の最終的な買取価格か |
| 価格の根拠 | 土地・建物・再販費用をどう見ているか |
| 売主負担 | 残置物・測量・登記など誰が負担するか |
| 決済時期 | いつ契約し、いつ入金されるか |
| 責任範囲 | 売却後の責任を契約書でどう定めるか |
| 仲介との差 | 時間と手間を減らす代わりに価格差を許容できるか |
相続した空き家は名義を確認
親名義の空き家でも、査定相談そのものは売却手続きより先に進められます。ただ、最終的に買主へ所有権を移すには、相続関係と登記を整える必要があります。
2024年4月1日から相続登記は義務化され、不動産を相続で取得したことを知った日から原則3年以内に申請します。2024年4月1日より前に発生し、その時点で取得を知っていた相続については、原則として2027年3月31日までが期限です。
兄弟など相続人が複数いる場合は、誰が取得するか、共有で売るかも確認します。名義変更の期限や必要書類は、相続した不動産の名義変更と相続登記で詳しく確認できます。
◆カズのワンポイントアドバイス
相続した家は、査定額より先に「誰が売主になるのか」で止まることがあります。私は、名義、相続人、ローンや抵当権、購入時の資料を確認してから、売却条件を比べるようにしています。
カチタスの査定前にすること
査定前に全部の問題を解決する必要はありません。最低限、登記名義、相続人、住宅ローン残高、雨漏りなど把握している不具合、家財の量、購入時の売買契約書があるかを確認しておけば十分です。
そのうえで、カチタスには「現状のままならいくらか」「何を売主側で処分する必要があるか」を聞き、仲介査定には「どのくらいの価格と期間を想定するか」を聞きます。条件をそろえて比べるのがコツです。
なお、イエウールの公式サイトでは提携する不動産会社としてカチタスも掲載されています。ただし、申し込めば必ずカチタスが査定候補として表示されるわけではなく、地域や物件条件によって紹介される会社は変わります。カチタス指定の申込みではなく、比較材料を増やすための一括査定として使ってください。
カチタス買取のよくある質問
Q1. カチタスは古い空き家でも買い取りますか?
A. 築年数が古い家や、他社で買取が難しいと言われた家も相談できると公式サイトで案内されています。ただし、地域や土地・建物の条件によって査定できない場合があるため、必ず買取になるわけではありません。
Q2. 家財が残ったままでも査定できますか?
A. カチタスは家財が片付いていない住宅もそのまま相談できると案内しています。査定前に全部処分せず、残置物をどこまで残せるか、処分費用や条件はどうなるかを先に確認してください。
Q3. 土地だけでもカチタスへ売れますか?
A. カチタスの公式査定フォームでは、土地のみの売却は取り扱っていないと明記されています。古家付きなら扱いが変わる可能性があるため、解体する前に査定可否を確認してください。
Q4. カチタスの査定を受けたらそのまま売るべきですか?
A. 急いで決める必要はありません。売却を急ぐなら買取の速さに価値がありますが、価格も重視するなら、仲介査定や他社の条件も確認し、手取り・期間・片付け負担を並べてから判断すると納得しやすくなります。
カチタスだけで決めるか迷っているなら、契約前にもう一度「仲介ならいくら」「別の会社ならどんな条件か」を確認しておくと、価格と手間の差を見て決められます。
\ 契約前に査定額の幅をもう一度確認 /
査定を取ることと売却を決めることは別です。数字と条件を確認してから依頼先を決められます。
あわせて読みたい
空き家買取でカチタスを選ぶ結論
カチタスは、古い家、家財が残る家、遠方の実家などを、一般の買主を待たずに直接買取で手放したい人に検討しやすい会社です。一方、土地のみなど対象外になる条件があり、買取価格も仲介と同じ考え方ではありません。
私なら、片付けや解体を始める前にカチタスへ現状査定を依頼し、その金額と仲介査定を比べます。そのうえで、売却時期、残置物、費用、責任範囲を確認し、手間を減らせる価値と価格差を見て決めます。
次にやることは3つです。
- 現状のままカチタスへ査定できるか確認する
- 仲介査定も取り、価格・期間・手取りを比べる
- 相続物件なら名義と相続人を確認してから契約する
サービス条件は変更されることがあるため、正確な情報はカチタス公式サイトをご確認ください。相続登記や税金、契約内容など個別判断が必要な場合は、司法書士、税理士、弁護士など内容に合った専門家へ相談してください。
相続した空き家は、名義や相続人の状況、家財の量、売却を急ぐかどうかによって選び方が変わります。「カチタスへ売るか、仲介でもう少し価格を狙うか決めきれない」という場合は、今の状況を一度整理してから動いても大丈夫です。
\ 売却を決める前でも相談できます /
カチタスへ売ると決めていなくても、今の条件から一緒に考えられます。
文章で状況を伝えたい場合は、LINEからでも相談できます。
