マンション相続税が「かからない」条件は?基礎控除・配偶者控除・よくある勘違い

マンション相続税が「かからない」条件は?基礎控除・配偶者控除・よくある勘違い
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こんにちは!終活だよドットコムの運営者で、終活・相続・不動産の専門家カズです。

親からマンションを相続することになったけれど、自分たちの場合は相続税がかかるのだろうか、と不安に感じていませんか。

この記事を読むと、マンションの相続で税金がかからない条件や評価額の適正な算出方法が分かり、漠然とした悩みをスッキリ解決できます。

何事もまずは仕組みを知ることが不安解消の近道です。マンションを相続したら相続税はかからないケースが多いものの、マンション相続基礎控除の金額や、マンション相続妻子供への配分によって納税額は大きく変わります。

また自宅居住用マンション相続税評価についても正しく理解する必要があります。マンション相続税評価額路線価の決まり方を踏まえ、まずはご自身の状況を整理してみましょう。

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不動産実務20年以上の経験から言えるのは、最初の一歩は評価額の正確な把握です。市場価格と評価額の乖離を知ることで、将来の税負担を予測し、最適な終活プランを立てることが可能になりますよ。

この記事のポイント
  • 相続税が発生するかどうかの判断基準となる基礎控除の具体的な計算方法
  • 2024年の法改正による新しいマンション評価額の算定ロジックと影響
  • 税額を大幅に軽減できる配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例の活用法
  • 相続登記の義務化に伴う手続きの流れと発生する諸費用の目安
目次

マンション相続税かからない?基礎控除と課税の仕組み

マンションを相続する際、まず理解すべきは、いくらまでなら税金がかからないのか、という基本的なルールについてです。

多くの方が「不動産を持っていたら必ず税金がかかる」と思い込みがちですが、実は一定の枠内であれば無税で済むケースも珍しくありません。

ここでは、相続税の発生条件や具体的な計算方法、評価額の決まり方について専門家の視点で詳しく解説していきます。

マンションを相続したら相続税はかからない条件

結論から申し上げますと、遺産総額が基礎控除額以下であれば、マンションを相続したら相続税はかからないことになっています。

遺産総額にはマンションの評価額だけでなく、現預金や有価証券、生命保険金なども含まれます。

もし、これらをすべて合計した金額が、後述する基礎控除のラインを下回っていれば、税務署への申告自体も不要となります。ただし、注意が必要なのは、近年、都市部の地価が上昇している点です。

例えば、地方の実家を相続する感覚でいると、都心の1LDKマンションが意外な高値で評価され、基礎控除の枠をはみ出してしまうことがあります。

まずは、亡くなった方の全財産をリストアップすることから始めましょう。

相続税の申告が必要かどうか判断するための具体的な基準については、国税庁が公開しているチェックシートも非常に参考になります(出典:国税庁『相続税がかかるかどうかの判定』)。

マンションの相続と基礎控除の計算方法

相続税の基礎控除額は、非常にシンプルな数式で算出することができます。計算式は、3,000万円 +(600万円 × 法定相続人の数)となります。

この法定相続人の数というのが大きなポイントで、人数が多ければ多いほど、税金がかからない範囲が広がっていく仕組みです。

基礎控除額の計算例

  • 相続人が子供1人の場合:3,600万円
  • 相続人が配偶者と子供2人の場合:4,800万円
  • 相続人が配偶者と子供3人の場合:5,400万円

例えば、マンションの評価額が3,000万円で、手元の現金が1,000万円であれば、合計4,000万円となります。相続人が子供2人のケースなら基礎控除は4,800万円ですので、この場合は無税になります。

このように、マンション相続基礎控除を正しく計算することが、安心への第一歩となります。法定相続人の数え方には養子や相続放棄が絡むと少し複雑になるため、事前に確認しておきましょう。

マンションを相続する妻や子供の法定相続分

誰がどれだけの割合で遺産を引き継ぐかという法定相続分も、税額計算の土台となる重要な要素です。

一般的に、マンション相続妻子供が相続人の場合、配偶者が2分の1、子供が残りの2分の1を人数で等分する形になります。

法律で定められたこの割合は、遺産分割協議がまとまらない場合の目安となりますが、実際には必ずしもこの通りに分ける必要はありません。

ただし、税金の計算上は、まず法定相続分で分けたと仮定して全体の税額を計算し、その後、実際に引き継いだ割合に応じて納税額を割り振ります。

誰がマンションを継ぐかによって適用できる特例の種類が変わり、最終的な家計全体の負担額が大きく左右される点には注意が必要です。

家族会議でしっかりと話し合い、納得感のある分け方を見つけることが、争続を避ける最大のコツと言えますね。

自宅の居住用マンションの相続税評価の基礎知識

不動産の相続税評価額は、実際に売買されている市場価格(時価)とは異なります。一般的に、建物部分は固定資産税評価額を、土地部分は路線価を基準に算出されます。

特に自宅居住用マンション相続税評価においては、建物の評価額が建築費の60パーセントから70パーセント程度になることが多く、現金で資産を持っているよりも評価を圧縮できるという大きなメリットがあります。

この市場価格と評価額の差こそが、不動産相続が節税対策として注目される最大の理由ですが、古すぎる物件の場合は評価が下がりきっており、逆に土地の価値が際立ってしまうこともあります。

また、建物が賃貸に出されている場合は、借家権割合などが考慮され、さらに評価額が下がる仕組みになっています。

不動産相続評価額の調べ方をマスターして、ご自身の所有するマンションがどのような評価を受けるのか、まずは大まかな目安を掴んでおくことが大切です。

マンションの相続税評価額と路線価の決まり方

マンションの土地部分については、国税庁が公表する路線価を用いて評価を行います。路線価とは、主要な道路に面した標準的な宅地の1平方メートルあたりの価格を指します。

マンション相続税評価額路線価を調べる際は、敷地全体の評価額に、自分の所有する部屋の敷地権割合を乗じて計算する必要があります。

タワーマンションのように、一つの土地に多くの世帯が住んでいる場合、一戸あたりの土地持ち分は極めて小さくなり、結果として評価額が低く抑えられる傾向にありました。

評価対象使用する基準市場価格に対する目安
建物部分固定資産税評価額約50%〜70%
土地部分路線価約80%
現金・預金額面通り100%

路線価は毎年7月に更新され、国税庁のホームページで誰でも閲覧することができます。ご自身で計算するのは少し手間かもしれませんが、評価額の構成を知ることで、後述する特例のありがたみがより深く理解できるはずです。

マンション相続税かからないための特例と評価額改正

基礎控除を超えてしまう場合でも、国が用意している様々な特例をフル活用すれば、納税額をゼロにできる可能性が十分にあります。

しかし、これらのお得な制度には、必ず厳しい適用要件がセットになっています。また、2024年には大きなルール変更もありました。最新の情報をアップデートして、賢い資産防衛術を身につけていきましょう。

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2024年の法改正はタワーマンションだけの話ではありません。一般的なマンションでも評価額が見直される可能性があるため、早めに専門家へ簡易シミュレーションを依頼し、最新の基準で判断することが大切です。

2024年の評価額改正とタワマン節税への影響

2024年1月より、マンションの相続税評価方法が抜本的に見直されました。これまでは市場価格と評価額の乖離を利用したタワマン節税が注目されていましたが、新制度では評価乖離率という概念が導入されました。

これにより、評価額が市場価格の60パーセントに達しない場合、一定の係数を掛けて強制的に引き上げられることになったのです。

特に、土地の持ち分が極端に少ない高層物件などは、以前よりも税負担が増える傾向にあります。

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ただし、勘違いしてはいけないのが、節税メリットが完全に消えたわけではないという点です。

依然として市場価格の60パーセントまでは評価を抑えることができるため、現金で相続するよりも有利である事実は変わりません。

今回の改正は、過度な節税を是正するためのものであり、健全な資産継承の範囲内であれば、これまで通り不動産を活用するメリットは大きいと言えますね。

小規模宅地等の特例で土地評価を80%減額する

マンション相続において、最も強力な節税の武器となるのが小規模宅地等の特例です。

亡くなった方が住んでいたマンションの土地部分について、330平方メートルまでの面積であれば、評価額をなんと80パーセントもカットできてしまいます。

例えば、土地部分の評価額が2,000万円だった場合、この特例が適用されれば、わずか400万円として計算されることになります。

この差額は、基礎控除の枠内に収めるための決定打になることが少なくありません。適用を受けるためには、相続した親族がそのマンションに住み続けることや、申告期限まで所有し続けることといった継続要件があります。

配偶者が相続する場合は無条件で適用できますが、子供が相続する場合は同居の有無が重要になります。具体的な条件については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

家なき子特例を別居の親族が適用するための要件

親が一人暮らしで、子が別居している場合、基本的には前述の小規模宅地等の特例は使えません。

しかし、子が賃貸住まいなどの一定条件を満たす場合、家なき子特例として土地評価の80パーセント減額が認められる救済措置があります。

主な要件は、相続開始前3年以内に、自分や配偶者、あるいは3親等内の親族が所有する持ち家に住んでいないことなどが挙げられます。

近年の改正で、この制度を悪用した節税スキームが封じ込められ、要件は非常に厳格化されました。過去に一度でも自分の持ち家だった物件を売却して賃貸として住んでいるようなケースは、現在は適用対象外となります。

また、相続したマンションを申告期限の10ヶ月後まで持ち続ける必要もあり、すぐに売却する予定がある場合は使えない点に注意が必要です。自分が条件に当てはまるかどうか、慎重な判断が求められるセクションです。

配偶者の税額軽減で1億6千万円まで非課税にする

配偶者がマンションを相続する場合、配偶者の税額軽減という非常に心強い制度が利用できます。

これは、配偶者が取得した遺産のうち、1億6,000万円、または法定相続分相当額のいずれか多い方までは、相続税が一切かからないという驚きの制度です。

一般的なマンションを相続する分には、この制度のおかげで配偶者の納税額はほぼ確実にゼロになります。

ただし、ここで一つ大きな落とし穴があります。この特例を受けるには、税額がゼロであっても期限内に相続税の申告書を提出しなければなりません。

申告を忘れて期限を過ぎてしまうと、特例の適用が認められず、多額の税金が課されるリスクがあります。

また、一度に配偶者へ資産を集中させすぎると、将来その配偶者が亡くなった際の二次相続で、子供たちの税負担が激増することもあるため、長期的な視点での分割案作成が推奨されます。

相続登記の義務化と名義変更にかかる費用の内訳

相続税の問題をクリアした後に待っているのが、名義変更の手続きです。2024年4月から、不動産の相続登記が義務化されたことをご存知でしょうか。

相続を知った日から3年以内に登記申請を行わないと、10万円以下の過料が科される可能性があるため、放置は厳禁です。手続きには、税金以外にも以下のような諸費用が発生します。

名義変更にかかる主なコスト

  • 登録免許税:固定資産税評価額の0.4パーセント(2,000万円の物件なら8万円)
  • 必要書類取得費:戸籍謄本や除籍謄本、印鑑証明書などの発行手数料(数千円程度)
  • 専門家報酬:司法書士に依頼する場合の代行費用(6万円から13万円程度が相場)

名義変更の際、プロに任せず自分で進めたいという方もいらっしゃいますよね。司法書士のノウハウをシステム化したサービスを使えば、初心者でも費用を抑えてスムーズに準備ができますよ。

難しい専門用語を一つずつ調べる手間を省き、自宅にいながら低コストで登記準備を完了させましょう。

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自分で全て行うのは時間と労力がかかりますが、費用を抑えたい場合は検討の余地があります。

登記義務化の詳細については、法務局の公式サイトなども確認しておくと安心です。早めに行動することで、将来の売却や活用がスムーズになりますよ。

マンション相続税の特例・手続きについてよくあるご質問FAQ

小規模宅地等の特例はマンションでも本当に使えますか?

はい、マンションの敷地権に対しても問題なく適用することが可能です。一戸建てと同様、あるいはそれ以上の圧縮効果を発揮することが多いため、マンション相続における節税の要と言えます。

配偶者控除を使えば、将来の子供の相続(二次相続)でも有利ですか?

必ずしもそうとは限りません。今回の相続で配偶者に資産を寄せすぎると、次の相続時に子供の基礎控除が減り、税率が上がってしまうケースがあるため、二段階でのシミュレーションが大切です。

相続登記を自分でやるのは難しいでしょうか?

法務局の相談窓口を利用しながら進めれば、個人でも完了させることは可能です。ただし、古い戸籍を読み解いたり、複数の不動産をまとめたりする場合は、司法書士に任せた方が間違いなく、時間も節約できます。

相続はいつかではなく今考えるものです。特に特例の適用には期限内の申告が必須ですので、まずは必要書類を揃えることから始めましょう。備えがあれば、家族に安心という最高の資産を残せます。

マンション相続税かからない悩みを解決するまとめ

マンション相続において税金がかからない状態を実現するためには、まず基礎控除額を正しく算出し、その上で利用可能な特例を漏れなく検討することが何よりも大切です。

2024年の改正により評価計算のルールは少し複雑になりましたが、基本を押さえておけば過度に恐れる必要はありません。

何よりも、特例適用のために申告期限を厳守すること、そして家族間でしっかりと分割方針を話し合っておくことが、スムーズな相続の鍵となります。

正確な税額計算や複雑な権利関係の整理が必要な場合は、迷わず専門家を頼ってください。今日の一歩が、大切な家族の笑顔を守ることに繋がります。

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今日からできるアクションプラン

  • 固定資産税納税通知書を探して、建物の評価額をメモする
  • 国税庁のサイトで自宅周辺の路線価を確認し、土地評価の目安をつける
  • 誰が相続人になるかを書き出し、我が家の基礎控除額を把握する

小さな行動の積み重ねが、将来の大きな安心を形作ります。一緒に一歩ずつ進んでいきましょう!

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※正確な情報は国税庁公式サイト等をご確認ください。最終的な判断は税理士や弁護士などの専門家にご相談ください。

マンション相続税が「かからない」条件は?基礎控除・配偶者控除・よくある勘違い

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この記事を書いた専門家

保有資格: 相続診断士 / 宅地建物取引士 / AFP(日本FP協会認定)など20種以上

不動産・金融業界で15年以上の実務経験、1,500件以上の相談実績を持つ相続・終活・不動産相続のプロフェッショナル。法律・税務・介護の専門家と連携し、ご家族に寄り添った円満な終活・相続を実現します。

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