
終活だよドットコム運営者の終活・相続・不動産の専門家カズです。
マンションを2000万円で売りたいけれど、結局税金でいくら引かれるのか、手元にいくら残るのか不安で夜も眠れないという方も多いのではないでしょうか。
このブログでは、2000万のマンション売却と税金にまつわる疑問をプロの視点で紐解きます。
複雑に見える売却の手取りシミュレーションや、相続した物件の計算、いくらかかるか分からない不安は変化の激しい今の時代、誰にでもあるものです。
この記事を読めば、2000万のマンション売却と税金の仕組みが整理され、節税に欠かせない控除の使い方もマスターできますよ。
専門用語を極力使わず、あなたが損をしないための情報をぎゅっと凝縮しました。理想的な住み替えや資産整理に向けて、一歩踏み出すお手伝いです。まずは全体像を掴むことから始めていきましょう。
「自分のマンション、いくらで売れるの?」と1社ずつ電話して回るのは大変な手間ですよね。高値売却を目指すなら、マンション売却に特化したプロの査定額を比較するのが一番の近道です。
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コンサルタント @KAZU不動産のプロとしてお伝えしたいのは、購入時の契約書が「最強の節税書類」になるということです。これがあるかないかで、手元に残る現金が数十万から数百万単位で変わるため、まずは家中の引き出しを整理しましょう。
- 2000万円で売却した際の手取り額を左右する諸費用の内訳
- 譲渡所得税が発生するかどうかを判断するための計算手順
- 税金を大幅に減らすことができる特例制度の適用条件
- 売却後に慌てないための確定申告の進め方と注意点
2000万のマンション売却と税金の基本と計算方法


マンションを売却して2000万円が入ってきたとしても、その全額が自由に使えるわけではありません。不動産取引には「売るためのコスト」と「利益に対する税金」という二つの大きな支出が待ち構えています。
ここでは、売却益に対してどのような税金がかかるのか、そしてその計算の基礎となる考え方をプロの視点で詳しく深掘りしていきますね。
手取り額をシミュレーションで把握する重要性


売却価格が2000万円の場合、そこから仲紙手数料、印紙税、登記費用などが差し引かれます。これらの諸費用は売却価格の約4%〜5%程度、つまり100万円前後を見込んでおくのが一般的です。
これに加えて、住宅ローンが残っている場合はその完済費用や、固定資産税の精算金なども考慮しなければなりません。
さらに、売却益が出た場合には譲渡所得税が課せられるため、最終的な手取り額は「売却価格 − 諸費用 − 税金 − ローン残債」となります。
事前にシミュレーションを行うことで、住み替え先の予算を正確に立てることができ、資金ショートのリスクを回避できます。ネット上の簡易診断だけでなく、建物の古さに合わせた減価償却を考慮した実額での計算が、後悔しない売却の第一歩です。
具体的な査定方法については、こちらの相続した不動産を売却する方法も参考にしてみてくださいね。
譲渡所得税を左右する取得費と減価償却の仕組み


税金計算の肝となるのが「取得費」です。これは物件を買った時の代金や手数料のことですが、建物は経年劣化するため「減価償却」を行って現在の価値を算出する必要があります。
マンションの多くは鉄筋コンクリート造(RC造)であり、法定耐用年数は47年と定められています。この年数に基づいて、毎年少しずつ価値が減っていく計算を行うわけです。
| 項目 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 取得費(実額) | 購入代金 + 購入諸費用 − 減価償却費相当額 | リフォーム費用も含めることが可能です。 |
| 概算取得費 | 売却価格の5%(購入価格が不明な場合のみ適用) | 2000万円売却ならわずか100万円。税金が跳ね上がります。 |
もし購入時の契約書を紛失して「概算取得費」を適用することになると、売却価格の95%(2000万円なら1900万円!)が利益とみなされて重い税金がかかる可能性があるため、注意が必要です。
私が見てきたケースでも、古い契約書を一枚見つけ出しただけで税金が200万円安くなったという例が珍しくありません。より詳しい計算の流れは、空き家売却の全手順を解説した記事でも触れています。
マンション売却にかかる仲介手数料と印紙税の相場


2000万円の取引で避けて通れないのが仲介手数料です。宅建業法で定められた上限額は「(売却価格 × 3% + 6万円) + 消費税」ですので、2000万円なら72万6千円となります。
これはあくまで上限ですが、多くの不動産会社がこの金額を基準としています。
これに加えて、売買契約書に貼る印紙税が1万円(軽減税率適用時)かかります。これらは「譲渡費用」として、所得税の計算時に利益から差し引くことができる経費ですので、領収書は大切に保管しておいてください。
また、住所変更が必要な場合や抵当権を抹消する場合には、司法書士への報酬も数万円程度発生します。これらの細かい出費を「どうせ大したことない」と無視していると、最終的な手残りが想定より少なくなってしまうので、しっかりと予算に組み込んでおきましょう。
短期譲渡と長期譲渡で倍近く変わる所得税の税率


譲渡所得税の税率は、物件を所有していた期間によって大きく異なります。国は投機的な売買を抑制するために、短い期間で売った場合には高い税率を課しているからです。
所有期間が5年以下の「短期譲渡」では税率が約39%ですが、5年を超える「長期譲渡」では約20%まで下がります。
この期間の判定には「お正月ルール」と呼ばれる特殊な仕組みがあり、実際の売却日ではなく「売却した年の1月1日時点」で5年を超えているかどうかで判断されます。
例えば、2019年4月に購入し、2024年5月に売った場合、実期間は5年を超えていますが、2024年1月1日時点ではまだ4年数ヶ月。つまり、重い税率の「短期譲渡」になってしまうのです。
1日の違いで納税額が倍変わることもあるため、売却のタイミングには慎重な判断が求められます。必ず登記事項証明書で「取得日」を確認してくださいね。
3000万円特別控除の要件と節税効果のメリット


マイホームを売る場合に最も強力な味方となるのが「居住用財産の3000万円特別控除」です。
これは、売却益から最大3000万円を差し引ける制度で、2000万円のマンション売却であれば、ほとんどのケースで譲渡所得税をゼロにできます。
さらに、相続した家でも一定の条件を満たせばこの「裏ワザ」的な控除が使える場合があります(詳細は相続した家の売却税金の裏ワザ記事へ)。
特例を受けるための主なチェックポイント
- 自分が実際に住んでいたマンションであること。
- 住まなくなった日から3年を経過する年の年末までに売ること。
- 親子や夫婦間など、特別な関係にある人への売却ではないこと。
非常にメリットが大きい特例ですが、一つだけ落とし穴があります。この特例を使うと、新居を購入した際の「住宅ローン控除」がその後3年間受けられなくなるというルールです。
2000万円の売却で出る利益がわずかなら、あえて税金を払って、新居のローン控除をフルで受けたほうがトータルで得をする場合もあります。このあたりは、将来の資金計画に直結する非常に重要な分岐点になります。(出典:国税庁「No.3302 マイホームを売ったときの特例」)
「自分の場合は控除を使える?」「結局いくら残るの?」と不安な方は、まず今の市場価値を正しく知ることから始めましょう。60秒の入力で、マンション売却のプロがあなたの物件の最高値を算出します。
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2000万のマンション売却の税金申告と手続きの全貌


税金の計算が終わったら、次はその内容を税務署に報告する「確定申告」のステップに進みます。
利益が出た場合は納税のために、損失が出た場合は税金を返してもらうために、この手続きは避けて通れません。正しい手順を知って、スムーズに完了させましょう。
相続したマンションなどは、特に「取得費」が不明確になりがちです。実家に眠っている古い権利証や領収書が、あなたの財産を守る鍵となります。
専門家の私から見ても、情報の整理こそが最大の防衛策と言えるでしょう。
住宅ローン控除と特別控除の選択で迷った時の基準


先述した3000万円特別控除を使うべきか、それとも買い替え先の住宅ローン控除を優先すべきかは、本当に多くの方が悩むポイントです。判断の基準は、シンプルに「どちらの減税額が大きいか」に尽きます。
例えば、売却益が100万円しか出ない場合、支払う税金は約20万円です。これに対し、新居で組むローンが3000万円あれば、住宅ローン控除で毎年数十万円、13年間で数百万円の税金が戻ってくる可能性があります。
このケースでは、20万円の税金を潔く払って、数百万の還付を受ける「B案」が圧倒的にお得です。逆に、売却益が1000万円を超えるような場合は、3000万円控除のメリットが勝ることが多いです。
ご自身の具体的な数字で比較表を作ってみることを強くおすすめします。判断に迷う場合は、税理士ドットコムなどのサービスを使って、専門家に意見を聞いてみるのも手ですよ。
相続したマンションを売却する際の税負担と注意点
親から相続したマンションを2000万円で売却する場合、税金の計算は少し特殊になります。最大の特徴は、親がその物件を購入した時の「価格」と「所有期間」をそのまま引き継ぐという点です。
もし親が30年以上前に買った物件なら、自動的に「長期譲渡所得」の有利な税率が適用されます。
しかし、契約書がないからと諦めて「5%ルール」を適用してしまうと、300万円以上の税金が発生することもあります。
もし、相続税を支払ってから3年以内に売却するのであれば、「相続税額の取得費加算」という特例が使えます。これは、支払った相続税の一部を経費として売却益から差し引けるもので、大幅な節税に繋がります。
相続手続きについては、相続サポートなどで専門家に相談すれば、書類作成から節税のアドバイスまで一貫してサポートしてもらえます。
もし兄弟との共有名義などで売却が進まない場合は、複雑な権利関係もまとめて買い取ってくれる専門サービスに頼るのが、トラブルを回避して早期現金化するコツです。
▶ 共有名義で他社に断られた物件の相談はこちら「ワケガイ」
売却損が出た時に所得税を還付できる損益通算の活用
もし2000万円で売却して、購入時より安くなってしまった、あるいは諸費用を引いたら「赤字」が出てしまったという場合、実は税金を取り戻すチャンスです。
「居住用財産の譲渡損失の損益通算」という制度を使えば、その赤字をその年の給料などの他の所得と合算して計算し直すことができます。
例えば、年収600万円の人が売却で500万円の赤字を出した場合、その年の所得を100万円として計算し直すことができるため、すでに源泉徴収されていた所得税の多くが還付金として戻ってきます。
さらに、その年で引ききれなかった赤字は、翌年以降3年間にわたって繰り越すことも可能です。この特例を受けるには「住宅ローンのある買い替え」などの条件がありますが、損をした時こそ確定申告のメリットは大きいのです。損をしたからといって放置せず、賢く立ち回りましょう。
確定申告に必要な書類とe-Taxでの作成手順
マンション売却後の確定申告は、売却した翌年の2月16日から3月15日の間に行います。サラリーマンの方などは普段馴染みがないかもしれませんが、最近のシステムは非常に進化しています。
主な必要書類リスト
- 確定申告書B(第一表、第二表)
- 譲渡所得の内訳書(確定申告書付表兼計算明細書)
- 売買契約書のコピー(購入時と売却時の両方)
- 仲介手数料や印紙代の領収書
- 登記事項証明書(法務局で取得)
最近では国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用すれば、スマホやPCから画面の案内に従って数値を入力するだけで、減価償却費や税額を自動で計算してくれます。
マイナンバーカードがあれば自宅から「e-Tax」で送信できるため、税務署の長い列に並ぶ必要もありません。書類の不備を指摘されて二度手間にならないよう、1月頃から早めに書類を揃え始め、2月の受付開始直後に終わらせてしまうのがスマートなやり方ですよ。
2000万のマンション売却の税金についてよくあるご質問FAQ
2000万のマンション売却と税金の悩みは当サイトで
ここまで、2000万のマンション売却と税金に関する要点を網羅してきました。2000万円という金額は、税金がかかるかかからないかの絶妙なラインであることが多いです。
だからこそ、自分のケースで「いくら税金がかかるのか」を早めに、かつ正確に把握することが、納得のいく売却への最短ルートとなります。
税金の仕組みは複雑ですが、正しく理解して準備を進めれば、決して恐れるものではありません。使える特例を漏らさずチェックし、自分にとって最適な選択をしてください。
あなたの不動産売却がスムーズに進み、新しい生活や安心できる終活への素晴らしいスタートになることを心から願っています。
「損をしたくない」「高く売りたい」と願うなら、最後はプロの力を借りるのが一番です。マンション専門の比較サイトなら、あなたの物件の価値を最大限に引き出す会社がすぐに見つかります。
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専門家の視点から最後にアドバイスすると、税務署への事前相談は無料かつ非常に有効な手段です。計算が不安な時は「お尋ね」が来る前に、自分から窓口へ足を運ぶ誠実さが、結果として一番の安心と節税に繋がりますよ。
今日からできるアクションプラン
- 購入時の売買契約書と領収書を保管場所からすべて探し出す(なければ銀行やリフォーム会社に履歴を問い合わせる)
- 現在の住宅ローンの残り(残債)を銀行のマイページや返済予定表で1円単位まで確認する
- 地元の信頼できる不動産会社に、最新の市場データに基づいた査定依頼を出し、実際の手残り額を算出してもらう
一歩踏み出す勇気が、将来の大きなゆとりに繋がります。さあ、最高の売却を目指して今日から準備を始めましょう!応援しています!
※数値データはあくまで一般的な目安です。正確な情報は国税庁の公式サイト等をご確認ください。最終的な判断は税理士や管轄の税務署などの専門家にご相談ください。
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