
こんにちは。終活だよドットコムの運営者で、終活・相続・不動産の専門家として活動しているカズです。
タワーマンション相続税評価が国税庁の改正で変わり、「うちのマンションは相続税が増えるのでは」「親から相続した後に売るべきか残すべきか分からない」と不安を感じていませんか。
結論からいうと、改正後はタワーマンションの相続税評価額が上がるケースがあります。ただし、大切なのは税金だけで判断しないことです。
実際には、相続税評価額、市場価格、管理費、修繕積立金、家族の意向、売却時期まで含めて整理する必要があります。
「査定額が高くても本当にその金額で売れるのか不安」「兄弟にどう説明すればいいか分からない」「相続登記前でも相談できるのか知りたい」という悩みは、とても自然です。
この記事では、国税庁の新ルールと、相続マンションをどう判断すればよいかを専門家目線で整理します。
まず現在の市場価値を知りたい場合は、一括査定で相場の幅を確認できます。ただし、売る・貸す・残すの判断は査定額だけでは決めきれないため、家族で話し合う材料として活用するのがおすすめです。
たった60秒の入力で、あなたのマンションの「本当の市場価値」と高値売却の可能性を無料でチェックできます。
マンション専門9社に一括無料査定依頼(高値売却をサポート)
\全国対応・分譲マンションに特化!最大9社査定額を一括で比較/
- 国税庁のマンション相続税評価改正で何が変わったか
- タワーマンションの評価額が上がりやすい理由
- 査定額だけで売る・残すを判断してはいけない理由
- 相続マンションを家族で話し合う前に整理すべきこと
コンサルタント @KAZUタワマン節税は「終わった」というより、評価ルールが明確になったと考えるのが近いです。大切なのは、評価額・時価・家族の方針を分けて整理することです。
タワーマンション相続税評価を国税庁が改正した理由
国税庁がマンション相続税評価を見直した理由は、実際に売れる価格と相続税評価額の差が大きくなりすぎていたためです。
これまでの評価では、同じ専有面積であれば低層階でも高層階でも建物評価に大きな差が出にくい仕組みでした。しかし現実の市場では、眺望や立地、階数によって売れる価格が大きく変わります。
特にタワーマンションは、1戸あたりの土地持分が小さくなりやすく、従来の相続税評価額が市場価格の2〜4割程度に抑えられるケースもありました。その結果、相続税対策として過度に利用される場面が問題視されるようになったのです。
2022年の最高裁判決では、マンションを使った極端な節税について、国税庁側の再評価が認められました。
この流れを受け、2024年1月1日以降の相続や贈与から、新しい評価ルールが適用されています。
(出典:国税庁「マンションの相続税評価額の算定方法の改正について」)
新ルールでは、従来の評価額に「区分所有補正率」という係数を使い、評価水準が市場価格の6割程度になるよう調整されます。つまり、これまで評価額が低く出ていたマンションほど、相続税評価額が上がりやすくなります。
| 確認項目 | 評価に影響しやすい理由 |
|---|---|
| 築年数 | 築浅ほど時価との差が出やすい |
| 総階数 | 高層建物ほど土地持分が薄まりやすい |
| 所在階 | 高層階ほど市場価格が高くなりやすい |
| 敷地持分 | 土地持分が小さいほど補正の影響を受けやすい |



実務では、登記簿上の階数や専有面積を思い込みで判断してしまうケースがあります。評価額を確認する前に、登記簿・固定資産税通知書・管理費資料を揃えておくと安心です。
詳しい計算方法を知りたい方は、マンション相続税評価額シミュレーション改正後の計算ガイドも参考になります。
相続マンションは評価額だけで判断しない
ここで大切なのは、相続税評価額が上がったからといって、すぐに売却すべきとは限らないことです。反対に、評価額が低いから安心とも言い切れません。
相続マンションでは、査定額、相続税、管理費、修繕積立金、固定資産税、売却時の税金、家族の意向をまとめて考える必要があります。親が老人ホームに入っている場合は、今後の施設費用や年金収入とのバランスも無視できません。
実際の相談でも、査定額だけを見て売却を進めようとしたものの、兄弟の一人が「思い出の家だから残したい」と反対し、話し合いが止まるケースがあります。
先に金額だけを出すよりも、売る理由、残す負担、分け方の考え方を整理しておく方が家族会議は進めやすくなります。
また、相続登記前や名義変更前でも、査定相談や方向性の整理はできる場合があります。
ただし、実際に売却へ進むには、相続人の確認や登記手続きが必要です。先に手続きの順番を把握しておくと、買主が見つかった後に慌てるリスクを減らせます。
マンション相続の名義変更については、マンション相続の名義変更は自分でできる?必要書類・期限・費用の全体像で詳しく整理しています。
売る・貸す・残すの判断基準
売却を検討しやすいのは、管理費や修繕積立金の負担が重い、誰も住む予定がない、兄弟で現金分割したい、親の施設費用に備えたい場合です。
貸す選択が合うのは、立地が良く賃貸需要があり、管理の手間や空室リスクを家族が理解できている場合です。
一方で、築年数が古い、修繕積立金が上がっている、将来の大規模修繕が不安なマンションは、賃貸に出しても手残りが少ないことがあります。
残す選択が合うのは、家族が将来住む予定がある、売却を急ぐ必要がない、管理費や税金を無理なく負担できる場合です。
ただし、なんとなく残すと、固定資産税や管理費だけが毎年続き、親族の誰か一人に負担が偏りやすくなります。



相続マンションは「高く売れるか」だけでなく、「持ち続けた場合に年間いくら出ていくか」を見ることが大切です。管理費・修繕積立金・固定資産税を年額で出すと判断しやすくなります。
よくある質問
次にやること
今日からできる整理
- 登記簿謄本で階数、専有面積、土地持分を確認する
- 固定資産税評価額と市場価格の差を確認する
- 管理費、修繕積立金、固定資産税を年額で書き出す
- 売る、貸す、残す場合の家族の希望を整理する
- 相続登記や名義変更の必要書類を確認する
査定額の目安を知りたいだけなら、一括査定で相場の幅を確認できます。ただし、親の施設費用、兄弟への説明、名義変更、売却時期まで迷っている場合は、査定額だけでは判断しにくいことがあります。
売却するかどうかを決める前に、まず状況・費用・家族への説明材料を整理しておくと、焦らず判断しやすくなります。
相続したマンションや親の家のことで、「売るべきか、残すべきか」「家族にどう説明すればよいか」「不動産会社に相談する前に方向性だけ整理したい」と感じている方は、下記の相談ページからお気軽にご相談ください。
あわせて読みたい関連記事
相続マンションの評価額や売却手順もあわせて確認しておくと、家族で話し合う材料をさらに整理しやすくなります。












