マンション相続税評価額安い物件の特徴は?節税対策と売却益を最大化する方法

マンション相続税評価額安い物件の特徴は?節税対策と売却益を最大化する方法
  • URLをコピーしました!

こんにちは。終活だよドットコムの運営者で、終活・相続・不動産の相談を受けているカズです。

相続したマンションについて、「相続税評価額が安いなら得なのかな」「このまま持っていて大丈夫かな」と迷っていませんか。

マンションは、一戸建てに比べて相続税評価額が実際の売買価格より低くなりやすい特徴があります。ただし、評価額が安いことと、家族にとって良い選択になることは同じではありません。

特に、親が施設に入った後のマンション、相続した空き家マンション、兄弟で共有している物件は、税金だけでなく、管理費、修繕積立金、固定資産税、片付け費用、今後の売却タイミングまで一緒に考える必要があります。

「売るべきか、貸すべきか、残すべきか分からない」「兄弟にどう説明すればいいか不安」「査定額が高くても本当に売れるのか心配」という方は、まず評価額と市場価格の違いを整理しておくと安心です。

相場の目安を知りたいだけなら、一括査定で複数社の価格差を確認できます。ただし、査定額だけでは判断できない事情がある場合は、家族で話し合う前に状況を整理しておくことが大切です。

マンション専門9社に一括無料査定依頼して市場価格を確認する

累計利用者500万人突破!マンションに強い厳選9社から相場の幅を確認できます。

この記事のポイント
  • マンションの相続税評価額が実勢価格より安くなりやすい理由
  • 2024年以降の評価ルールで注意したいポイント
  • 売る・貸す・残すを判断するときに必要な家族会議の材料
  • 査定額だけで決める前に整理したい費用と手続き
目次

マンション相続税評価額が安い理由と注意点

マンションの相続税評価額が安くなりやすい大きな理由は、土地の持ち分が小さくなるためです。

一戸建ては土地全体が評価対象になりますが、マンションは敷地全体を各部屋の専有面積割合で分けた「敷地権」として評価します。大規模マンションほど1戸あたりの土地持ち分が小さくなるため、土地の評価額が抑えられやすいのです。

また、建物部分は固定資産税評価額をもとに計算されます。実際の売買価格には、駅近、眺望、ブランド、管理状態などの価値が反映されますが、税務上の評価には反映されにくい部分があります。

比較項目相続税評価額市場価格
主な目的相続税を計算するための金額実際に売れる可能性のある金額
影響する要素路線価、固定資産税評価額、敷地権割合立地、需要、築年数、管理状態、売却時期
注意点安く見えても税務上の評価にすぎない査定額通りに売れるとは限らない

つまり、マンション相続では「評価額が安いから安心」と考えるのではなく、相続税評価額、市場価格、売却後の手残り額を分けて考える必要があります。

実際の相談でも、評価額だけを見て安心していたものの、相続後に管理費・修繕積立金・固定資産税が毎月・毎年かかり、思った以上に負担が重くなるケースがあります。

コンサルタント @KAZU

マンション評価の「安さ」はメリットですが、出口を決めないまま相続すると、管理費や修繕積立金だけが続くことがあります。評価額だけでなく、持ち続ける費用も一緒に確認しましょう。

2024年改正で評価額は上がりやすくなった

2024年からは、マンションの相続税評価額について新しい補正ルールが導入されました。

これまで市場価格に比べて評価額が極端に低くなるケースがあったため、一定のマンションでは評価額が市場価格の水準に近づくよう補正されます。

特に、築浅、駅近、高層階、タワーマンション、土地持ち分が小さい物件は、以前より相続税評価額が上がる可能性があります。

ここで大切なのは、「税金が上がるかどうか」だけではありません。評価額が変わると、遺産分割で兄弟に説明する金額、売却するか残すかの判断、納税資金の準備にも影響します。

例えば、兄弟の一人が「このマンションは評価額が安いから残したい」と考えていても、別の相続人は「実際に売れる価格で分けてほしい」と感じることがあります。先に評価額と市場価格の違いを整理しておくと、家族会議で話が進めやすくなります。

(出典:国税庁「マンションの相続税評価額の計算方法」

カズのワンポイント:
評価額と査定額は目的が違います。家族に説明するときは「税金計算の金額」と「実際に売れる可能性のある金額」を分けて伝えると、誤解を防ぎやすくなります。

マンション相続後の売却と保有の判断基準

マンションを相続した後は、売る・貸す・残すのどれを選ぶかで、必要な手続きと費用が変わります。

売却する場合は、市場価格、住宅ローンの有無、相続登記、譲渡所得税、片付け費用を確認します。貸す場合は、家賃収入だけでなく、空室リスク、原状回復費、管理会社への委託費も見ておく必要があります。

残す場合も、毎月の管理費・修繕積立金、固定資産税、火災保険、設備故障、将来の大規模修繕を考えなければなりません。

親が老人ホームや施設に入った後のマンションでは、「いつか戻るかもしれない」と残したまま、数年分の費用だけが積み上がることもあります。施設費用や親の年金とのバランスを見ながら、残す理由と期限を決めておくと安心です。

査定額だけで判断しない

マンションを売るかどうか迷ったとき、査定額は大切な判断材料です。ただし、査定額が高い会社を選べば必ず得をするわけではありません。

現場では、高い査定額を信じて売り出したものの、反響が少なく、数か月後に価格を下げるケースもあります。大切なのは、査定額の高さだけでなく、その金額で売れる根拠、売却期間、販売戦略、買取との違いまで確認することです。

査定額の目安を知りたい場合は、一括査定で複数社の価格差を見ておくと、家族会議の材料になります。

ただし、兄弟で意見が割れている、名義変更前で不安がある、施設費用と売却時期を一緒に考えたい場合は、査定前に方向性を整理しておく方が落ち着いて進められます。

相続発生前でもOK。今の市場価値を知ると家族で話し合いやすくなります。

片付けや解体を先に進める前に確認する

相続したマンションでよくあるのが、「先に片付けないと査定できない」と思い込んでしまうケースです。

実際には、残置物がある状態でも相談や査定ができる場合があります。先にすべて処分してしまうと、買取で進めた方がよかった物件でも、片付け費用を余計に負担してしまうことがあります。

遺品整理費用は、部屋の広さ、荷物量、階数、エレベーターの有無、駐車スペースによって変わります。貴金属、家電、骨董品など値段がつくものがある場合は、処分前に買取の可能性も確認しておくと費用を抑えやすくなります。

捨てる前に無料でアクセサリーの価値をチェックする【バイセル】

実家の古い壺や掛け軸を現金に変える【バイセル】

不要になった家電をまとめて買い取ってもらう【バイセル】

カズのワンポイント:
片付けは「売却方法を決めてから」でも遅くないケースがあります。仲介、買取、賃貸のどれを選ぶかで、残す物・処分する物・費用のかけ方が変わります。

名義変更前でも相談はできる

相続登記や名義変更が終わっていない段階でも、査定相談や方向性の相談はできる場合があります。

ただし、実際に売却へ進むには、相続人の確認、遺産分割協議、相続登記などが必要です。ここを曖昧にしたまま買主探しを進めると、買主が見つかった後に手続きが止まることがあります。

共有名義の場合は、相続人全員の同意が必要になることも多く、兄弟の一人が反対していると売却は進みにくくなります。先に「売る理由」「残した場合の負担」「分け方の考え方」を整理しておくと、感情的な話し合いになりにくくなります。

よくある質問

マンションの相続税評価額が安いなら、売らずに残した方がよいですか?

必ずしもそうとは限りません。管理費、修繕積立金、固定資産税、空室リスク、将来の売却価格まで含めて判断する必要があります。評価額が安くても、持ち続ける負担が大きければ売却を検討した方がよいケースもあります。

相続登記前でも査定できますか?

査定や相談はできる場合があります。ただし、実際に売却するには相続人の確認や相続登記が必要です。先に手続きの順番を整理しておくと、買主が見つかった後の手戻りを防ぎやすくなります。

片付けを先に済ませてから査定すべきですか?

物件によります。残置物ありで売却や買取が進められる場合もあるため、先に高額な片付け費用をかける前に、売却方法を確認しておくと安心です。

次にやること

今日からできる整理リスト

  • 相続税評価額と市場価格を分けて確認する
  • 管理費、修繕積立金、固定資産税、火災保険を年間で整理する
  • 売る、貸す、残す、それぞれのメリットと負担を書き出す
  • 相続人や兄弟に説明する材料を準備する
  • 片付けや買取、売却の順番を先に確認する

マンション相続は、評価額だけで判断すると見落としが出やすい分野です。査定額、税金、管理費、家族の意向、名義変更、片付けの順番まで整理すると、自分のケースに合った判断がしやすくなります。

売却するかどうかを決める前に、まず状況・費用・家族への説明材料を整理しておくと、焦らず進められます。

相続不動産・空き家・売却の相談をして方向性を整理する

マンション相続の税金や売却手順もあわせて確認しておくと、家族で話し合う材料をさらに整理しやすくなります。

▼あわせて読みたい関連記事▼

マンション相続税評価額安い物件の特徴は?節税対策と売却益を最大化する方法

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた専門家

保有資格: 相続診断士 / 宅地建物取引士 / AFP(日本FP協会認定)など20種以上

不動産・金融業界で15年以上の実務経験、1,500件以上の相談実績を持つ相続・終活・不動産相続のプロフェッショナル。法律・税務・介護の専門家と連携し、ご家族に寄り添った円満な終活・相続を実現します。

▶︎ 詳しいプロフィールは下記リンクマークから

目次