空き家対策特別措置法改正わかりやすく解説!所有者の義務と減税のポイント

空き家対策特別措置法改正わかりやす解説!所有者の義務と減税のポイント
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こんにちは。終活だよドットコムの運営者で、終活・相続・不動産の専門家として活動しているカズです。

実家の空き家をこのまま放置していいのか、管理不全による増税が怖いと感じていませんか。

空き家対策特別措置法改正をわかりやすく理解することで、知らないうちに固定資産税が最大6倍になるといったリスクを未然に防げるようになります。

この記事では、新設された管理基準や2024年からの相続登記義務化など、所有者が押さえるべきポイントを網羅しました。

空き家対策特別措置法改正をわかりやすく紐解きながら、自治体の補助金活用や売却時の控除についても丁寧に解説します。

読み終える頃には、大切な資産を負債にしないための判断基準が明確になっているはずです。まずは無料診断で、ご自身の状況に合った最適な解決方法を「確認するだけ」でもOKですよ。

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この記事のポイント
  • 管理不全空家に指定される具体的な基準と増税までの流れ
  • 住宅用地特例が解除されることで固定資産税が受ける影響
  • 相続登記の義務化や売却時の3000万円特別控除の最新ルール
  • 自治体の補助金を活用して解体費用や管理コストを抑える方法
コンサルタント @KAZU

空き家問題は「先送り」が最大の敵です。放置すれば法的ペナルティだけでなく、近隣トラブルや資産価値の低下を招きます。改正法を逆手に取り、早めに売却や活用の道を探ることが、結果的にあなたの財産と心を守る近道になりますよ。

目次

空き家対策特別措置法改正をわかりやすく専門家が徹底解説

2023年12月に施行された改正法によって、これまでの「倒壊しそうなボロボロの家(特定空家)」だけでなく、「手入れが不十分な家(管理不全空家)」も行政の指導対象となりました。

このセクションでは、改正の背景から新設された「管理不全空家」の正体まで、専門家の視点で詳しく紐解いていきます。

管理不全空家の指定で増える所有者の法的リスク

今回の改正で最も注目すべきは、「管理不全空家」という区分が新設されたことです。

これまでは、今にも崩れそうな状態にならない限り行政は強く介入できませんでしたが、今後は「放置すれば特定空家になる恐れがある」段階で行政が指導を行えるようになりました。

具体的には、窓ガラスが割れたまま、あるいは庭の草木が伸び放題で近隣に迷惑をかけているような状態がこれに該当します。

指定を受けると、まずは行政から「助言・指導」が行われ、それに従わない場合に「勧告」が出されます。この勧告を受けてしまうと、法的にも経済的にも非常に不利な立場に置かれることになります。

放置し続けることは、もはや個人の自由ではなく、周囲への「社会的責任」を問われる時代になったといえます。

この背景には、全国的に増加する所有者不明土地や空き家問題があり、国としても早期介入によって地域の安全を守る姿勢を強めているのです。

固定資産税が最大6倍になる増税の仕組み

空き家を壊さずに残しておく最大の理由だった「住宅用地特例」が、管理不全空家の勧告を受けると解除されます。

通常、住宅が建っている土地は固定資産税が最大6分の1、都市計画税が3分の1に減額されています。

これは人が住むための家を確保しやすくするための優遇措置なのですが、適切な管理がなされていない家にはその権利がないと判断されるようになったわけです。

注意点:更地にするのがもったいないからと放置していても、行政から勧告を受ければ更地と同じ、あるいはそれ以上の高額な税金を支払う義務が生じます。

先ほどお伝えしたように、この増税措置は以前まで特定空家に限定されていましたが、今回の改正で対象が大幅に広がりました。

たとえば、年間10万円だった固定資産税が、勧告一つで突然60万円に跳ね上がるようなケースも現実味を帯びてきています。

家計へのインパクトは計り知れず、対策を後回しにするほど経済的な損失は膨らんでいくことでしょう。

管理不全空家に指定される前の対策が明確になります。手遅れになる前に現金化や再生の道を見つけることで、大切な家族の財産を目減りさせることなく次世代へ引き継げます。

勧告を受けると住宅用地特例が外れ、固定資産税の負担が(土地条件により)おおむね増加します。自治体によっては「3倍程度」と案内している例もあり、状況次第で影響は変わります。

出典:神戸市空き家法の改正(2023年12月)

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住宅用地特例の解除を避けるための管理基準

特例解除という経済的制裁を避けるためには、行政から「管理不全」と見なされない状態を維持する必要があります。行政がチェックするポイントは主に以下の4点に集約されます。

チェック項目管理不全とみなされる例対策のポイント
保安上の危険外壁の一部亀裂、屋根材の浮き、看板の腐朽専門業者による定期点検と早期の修繕
衛生上の有害ゴミの散乱、害虫・害獣の発生、悪臭室内外の不用品撤去と定期的な清掃
景観の損壊窓ガラスの破損、落書き、建物の著しい汚れ割れた窓の補修や定期的な巡回による清掃
周辺への悪影響立木の越境、雑草の繁茂、落雪のリスク年2回程度の除草と枝打ちの実施

もし遠方に住んでいて管理が難しい場合は、管理代行サービスなどを活用し、定期的な清掃や巡回を行っている実績を作ることが有効です。

管理実態があることを写真付きの報告書などでエビデンスとして残しておくことで、行政調査が入った際にも「適切に管理している」と主張でき、不当な指定を防ぐことにつながります。

詳しい管理のコツについては、不動産売却の確定申告の流れを解説した記事も参考にしてみてください。

特定空家と管理不全空家の違いを正しく判断する

これら二つの大きな違いは「緊急性」と「劣化の程度」です。特定空家は、そのまま放置すれば周囲に甚大な被害を及ぼすことが確実視される「末期的症状」を指します。

一方、管理不全空家は「このままでは特定空家になってしまう予備軍」という位置づけです。

(出典:国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律(令和5年法律第50号)について」)

前述の通り、行政の狙いは「手遅れになる前の早期介入」にあります。

特定空家に至った段階では、もはや修繕による再利用は不可能で解体するしか道がありませんが、管理不全空家の段階であれば、リフォームして賃貸に出したり、適正価格で売却したりといった「資産価値の保全」が可能です。

所有者にとっても、この段階で手を打つことが最も損をしない選択だと言えるでしょう。空き家活用の可能性を知りたい方は、こちらのタウンライフ空き家解決のレビュー記事で具体的なサービス内容を確認できます。

自治体から届く指導や勧告への適切な対応方法

もし自治体から通知が届いたら、無視するのが一番危険です。

行政側もいきなり勧告を出すわけではなく、まずは「助言・指導」という形で改善を促してきます。この段階で窓口に相談に行き、改善の意思を示すことが何より重要です。

具体的には、「いつまでに業者に依頼して除草する」といった具体的なスケジュールを提示してください。

自分一人で解決できない場合は、専門家や不動産業者に相談し、売却や解体の見積もりを取り始めることが大切です。

誠実に対応している姿勢を見せることで、行政代執行などの最悪の事態を避けるための対話が成立し、解決への道筋が見えてくるはずです。

万が一、建物内に大量の荷物が残っているなら、プロの手を借りるのも一つの手です。

遠方の実家で片付けが進まないなら、全国対応のプロに任せるのが一番の近道です。無料見積もりで、スッキリした状態を取り戻しましょう。
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窓ガラスの割れや雑草の放置が認定の引き金

「たかが雑草」「窓が一枚割れただけ」という甘い考えは捨てなければなりません。

近隣住民の方は、私たちが思っている以上に空き家の状態に敏感です。特に不法投棄の温床になったり、子供たちの火遊びの場になったりすることを極端に恐れています。

苦情が重なれば行政は動かざるを得ません。窓ガラスが1枚割れているだけでも「侵入が容易である」と判断され、防犯上のリスクとして指摘されます。

また、冬場の乾燥した時期に伸び切った雑草は、放火や延焼の大きなリスクとなります。見た目の清潔感を保つことは、近隣トラブルを防ぐだけでなく、行政処分を回避するための最低限のたしなみなのです。

豆知識:害虫やネズミの発生も「衛生上の悪影響」として指定の理由になります。建物内部の状態も把握しておく必要があります。

コンサルタント @KAZU

実家が空き家になると「いつか片付けよう」と思っているうちに数年が経過します。その間に屋根は痛み、草は伸び放題に。改正法は、そんなあなたの重い腰を上げるためのアラートだと捉えてください。今ならまだ、資産として売却できるチャンスが残っています。

空き家対策特別措置法改正をわかりやすく理解し早期売却を検討

管理の厳格化という「厳しいルール」がある一方で、改正法には所有者の負担を減らし、空き家の流通を促すための「前向きな制度」も盛り込まれています。ここでは、賢い出口戦略を立てるための知識をお伝えします。

相続登記の義務化による罰則と名義変更の注意点

2024年4月から始まった「相続登記の義務化」により、不動産を取得したことを知った日から3年以内に名義変更をしなければならなくなりました。

これは改正空家法と車の両輪のような関係にあります。名義が亡くなった祖父母や親のままでは、行政は誰に指導していいか分からず、対策が滞っていたからです。

正当な理由なく放置すると10万円以下の過料が科される可能性があるだけでなく、名義が確定していない物件は売却契約も結べず、リフォームローンも組めません。

さらに、自治体の解体補助金を申請する際にも所有者本人の申請が必須となるケースがほとんどです。詳しくは相続登記義務化の解説記事をご覧いただき、早めの名義変更を心がけてください。

まずは相続人を確定し、法的に名義を整えることが、トラブルを防ぐための絶対条件と言えます。

3000万円特別控除の改正で広がる売却の恩恵

相続した空き家を売る際に、譲渡益から最大3000万円を控除できる「空き家特例」が2024年に拡充されました。これは、古い建物を抱えて売却に悩む方にとって、非常に強力な味方となる制度です。

以前は「売主が売却前に耐震工事を行うか解体する」ことが条件でしたが、新ルールでは「買主が売却した翌年の2月15日までに工事を行う」場合でも適用が可能になりました。

つまり、手元に資金がなくても、現状のまま不動産会社に売却し、買主側に解体等を任せることで節税メリットを享受できるようになったのです。

この変更により売却のハードルがぐっと下がりましたので、利用しない手はありません。空き家売却の具体的なステップについては、こちらの空き家売却の完全ガイドも非常に役立ちます。

空き家対策特別措置法改正についてよくあるご質問FAQ

管理不全空家に指定されるとすぐに税金が上がるのですか?

指導に従わず「勧告」を受けた翌年から固定資産税の優遇措置が解除されます。行政から通知が届いた段階で早急に清掃や修繕、あるいは売却の準備を行えば、増税を回避することが可能です。

実家が「接道義務」を満たしていない再建築不可物件でも売れますか?

「空家等活用促進区域」では、要件を満たす空き家について接道規制や用途規制の合理化が図られる場合があります。ただし、適用には区域指定や要件適合、建築部局との協議が前提で、すべての再建築不可物件が解消されるわけではありません。

解体費用が出せません。行政が代わりに壊してくれますか?

「行政代執行」が行われることがありますが、解体費用は全額所有者に請求されます。行政が代行する分、人件費や諸経費が上乗せされ、自分で業者に頼むより割高になるケースが多いので、放置は禁物です。

賃貸に出せば「管理不全空家」の指定は解除されますか?

人が住んで適切に維持管理されていれば、空き家ではなくなるため指定は解除されます。ただし、入居者が安全に住めるよう修繕を行う必要があり、その修繕費と得られる家賃のバランスを慎重にシミュレーションしてください。

空家等活用促進区域で期待される規制緩和のメリット

市区町村が指定する「空家等活用促進区域」では、建築基準法などの制限が一部緩和されることがあります。

たとえば、住宅専用の地域であっても、空き家をリノベーションしてカフェやシェアオフィス、宿泊施設(民泊)などに転用することが認められやすくなります。

これにより、これまで居住用としては需要がなかった物件が、ビジネス利用としての価値を持つようになります。

観光地に近いエリアや商店街周辺の空き家を持っている方は、自治体の計画を確認してみる価値があります。建物を取り壊さずに「地域の資源」として活かす道は、今後ますます注目されるでしょう。

行政代執行による強制解体と高額な費用請求の回避

行政の命令を無視し続けると、最終手段として「行政代執行」が行われます。これは、周辺住民の安全を確保するために行政が強制的に建物を取り壊すものですが、その費用は後日すべて所有者に請求されます。

この請求は税金と同様に強力で、支払えない場合は財産の差し押さえに至ることもあります。

自分で解体業者を探して依頼すれば、複数の会社から相見積もりを取って費用を抑えることができますが、行政代執行ではそうしたコストカットは望めません。

「いつか勝手に壊してくれるだろう」という期待は、人生を左右するほどの借金を背負うリスクに直結します。手遅れになる前に、自らの意思で決断を下すことが、最悪のシナリオを回避する唯一の方法です。

解体費用を少しでも安く抑えたい方は、こちらの空き家解体費用の相場解説記事をチェックしてみてください。

無過失責任による数千万円規模の損害賠償リスク

空き家の倒壊や外壁落下などで第三者に損害が出た場合、民法717条(工作物責任)により、占有者や所有者が賠償責任を負う可能性があります。

デメリット:もし空き家が原因で隣家に火災が延焼したり、倒壊して通行人を傷つけたりした場合、数千万円から1億円を超える損害賠償を求められる可能性があります。

「住んでいないから知らない」は通用しません。また、管理されていない空き家は火災保険の適用外となるケースも多く、万が一のときに守ってくれる盾がない状態です。

行政からの増税リスクも怖いですが、この民事上の賠償リスクこそが、空き家放置の最も恐ろしい真実だと言えるでしょう。

もしもの時の賠償責任、あなたの空き家はカバーできていますか?通常の保険では断られる空き家でも、専門プランなら加入できるかもしれません。
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自治体別の解体補助金を賢く活用する

空き家対策を後押しするため、多くの自治体が独自の補助金制度を設けています。たとえば、大阪府茨木市では、耐震性の低い古い建物の解体に際して、最大100万円単位の補助金が出るケースもあります。

こうした補助金は「地域の安全性を高める」という公益目的があるため、条件さえ合致すれば非常に大きな助けになります。

ただし、補助金制度には「年度内の予算」があり、申し込みが殺到すると早期に締め切られることがあります。

また、必ず「契約前・着工前」の申請が必要です。まずは自治体のホームページで「空き家 補助金」と検索し、対象となる条件をチェックしてみてください。

利用できる制度があるかないかで、対策コストは100万円以上変わってくることもあるのです。

空き家税の導入など将来的な維持コストの上習

京都市では「空き家税非居住住宅利活用促進税」の検討が進んでおり、現時点の公表では令和12年度の課税開始が予定されています(制度の詳細や開始時期は変更の可能性あり)。

出典:京都市非居住住宅利活用促進税について

京都市のような住宅供給が不足している地域では、空き家を市場に出させるための強力な手段として期待されています。

もしこの制度が成果を上げれば、全国の他の都市でも導入が検討されることは想像に難くありません。空き家を持っているだけで毎年「維持費+増税+新税」という多重のコストがかかる未来が、すぐそこまで来ています。

「持っているだけで資産になる」時代から、「持っているだけで資産を削る」時代への転換点を、私たちは今まさに生きています。

空き家対策特別措置法改正をわかりやすく学んで売却相談

ここまで、改正法によるリスクと対策について詳しく見てきました。結論として、空き家を「負の遺産」にしないためには、早めの意思決定こそが最大の防御であり、攻撃でもあります。

固定資産税が上がる前に、あるいは建物が取り返しのつかないほど劣化する前に、専門家へ相談して出口戦略を立てましょう。空き家対策特別措置法改正をわかりやすく理解した今こそ、重い腰を上げるベストタイミングです。

具体的にどう動けばいいか迷ったら、まずは不動産会社の査定を受けて「現状の価値」を知ることから始めましょう。

売却、賃貸、解体、あるいは更地にして駐車場運営など、選択肢は一つではありません。プロの客観的な意見を取り入れることで、家族全員が納得できる解決策が見えてくるはずです。

自分で業者を探すストレスなく、信頼できる会社の提案を比較検討できます。納得のいく出口戦略をスムーズに決定でき、管理に追われる日々を卒業して心にゆとりが生まれます。

空き家の解決方法を無料診断してもらう(タウンライフ空き家解決 公式)

1社ずつ電話する手間は不要。あなたの状況に寄り添う優良企業を厳選してご紹介。

コンサルタント @KAZU

不動産の価値は、時間が経つほど下がっていきます。特に改正法が施行された今、多くの人が空き家を手放し始め、市場が飽和する可能性もあります。まずは「いくらで売れるのか」「解体にいくらかかるのか」を知ることから始めてください。それが後悔しない終活の第一歩です。

今日からできるアクションプラン

  • 法務局やネットで実家の名義が誰になっているか、登記情報を確認する。
  • 自治体の「空き家相談窓口」に電話し、活用できる補助金がないか聞く。
  • 不動産一括査定サイトなどを使い、現状で売却した場合の目安価格を知る。

あなたのその勇気ある一歩が、家族の明るい未来を切り開きます。後回しにせず、まずはスマホで一つ検索することから始めてみませんか。一緒に頑張りましょう!

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この記事を書いた専門家

保有資格: 相続診断士 / 宅地建物取引士 / AFP(日本FP協会認定)など20種以上

不動産・金融業界で15年以上の実務経験、1,500件以上の相談実績を持つ相続・終活・不動産相続のプロフェッショナル。法律・税務・介護の専門家と連携し、ご家族に寄り添った円満な終活・相続を実現します。

▶︎ 詳しいプロフィールは下記リンクマークから

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