実家が空き家になったらどう管理する?自分で行う方法と委託・見直しの判断基準

実家空き家対策の放置リスクと実家空き家維持費を抑える比較方法
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実家が空き家になったら、まず定期管理を始め、同時に「いつまで管理するか」を決めることが大切です。

通風・通水・郵便物整理・建物や庭の点検を続けられない場合は、管理代行を使うか、売却・賃貸・解体などの比較へ進みましょう。

管理は実家を残すためだけの作業ではありません。劣化や近隣トラブルを防ぎ、家族が納得できる方針を決めるまでの準備期間と考えると整理しやすくなります。

先に確認する3つのポイント
  • 定期的に通える人と管理内容を決める
  • 自力管理が難しければ代行サービスを比較する
  • 管理期限を決め、維持費と将来の使い道を見直す
目次

実家の空き家を管理する方法

空き家管理の基本は、建物内、外回り、敷地、防犯の状態を定期的に確認し、異常を早く見つけることです。

最低限行いたい5つの管理作業

国土交通省の空き家管理チェックリストでは、換気、通水、清掃、庭木、郵便物などの確認が示されています。目安として月1回程度を基本にし、台風や大雨、地震の後は臨時点検を行いましょう。

確認場所主な作業
室内通風・換気、排水口への通水、カビ・雨漏りの確認
建物外部屋根、外壁、窓、雨どいの破損確認
敷地雑草、庭木の越境、不法投棄の確認
防犯郵便物の整理、施錠、窓ガラスの確認
記録日付入り写真と修繕履歴を保存

水道や電気を解約するかは、管理方法によって判断が変わります。通水や照明、換気設備に使う予定がある間は、基本料金だけで決めず、管理に必要な設備を先に確認してください。

自分で管理するか委託するかの判断基準

次のいずれかに当てはまる場合は、無理に自分だけで抱えず、管理代行を検討する時期です。

  • 定期的に訪問できる家族がいない
  • 庭木、屋根、高所作業など安全に対応できない
  • 災害や近隣からの連絡に早く対応できない
  • 帰省費と作業時間が委託費より重い負担になっている

委託先を比べるときは、月額料金だけでなく、基本作業の範囲、写真報告、災害後の巡回、草刈りや修繕の追加料金、鍵の保管方法、解約条件を同じ項目で確認します。

作業後の写真と異常箇所の報告が残るサービスなら、家族間でも状態を共有しやすくなります。

契約前には「室内点検まで基本料金に含まれるか」「台風後の臨時巡回はいくらか」「修繕手配に別の手数料がかかるか」を質問してください。

安いプランでも外観確認だけの場合があるため、必要な作業を先に一覧にして比べることが大切です。

管理を続けるか出口を決める判断基準

管理を続けること自体が目的になると、費用と負担だけが積み上がります。将来住む時期が決まっているか、年間費用を負担できるか、管理する人がいるかを基準に見直しましょう。

放置による税負担と相続登記の注意点

適切に管理されず、市区町村の指導後も改善せず「管理不全空家」または「特定空家」として勧告を受けると、土地の住宅用地特例から外れる可能性があります。

小規模住宅用地では固定資産税の課税標準が6分の1になる特例があるため、解除後は税負担が大きく増えることがあります。ただし、実際の税額が一律に6倍になるわけではありません。

実家の名義が亡くなった親のままなら、管理方針とあわせて登記も確認してください。相続登記は2024年4月1日から義務化され、相続で取得したことを知った日から原則3年以内の申請が必要です。

正当な理由なく怠ると10万円以下の過料が科される可能性があります。2024年4月1日より前に相続した未登記の不動産も対象で、同日までに取得を知っていた場合は原則2027年3月31日が申請期限です。

法務局|不動産を相続した方へ 登記の申請が義務化されました

片付けや解体より先に3つの数字をそろえる

方針を決める前に、次の数字を同じ期間で比べると判断しやすくなります。

  1. 固定資産税、保険、光熱費、交通費、管理委託費を含む年間維持費
  2. 雨漏り、庭木、設備など今後必要になる修繕費
  3. 現状のまま売る場合の手取り額、貸す場合の想定収支

査定前に家財処分や高額修繕、解体を進めると、必要のない費用が発生することがあります。まず現状のまま建物と土地の価値、接道、境界、再建築の可否を確認し、その後に必要な作業を決める順番が安全です。

相続人や共有者が複数いる場合は、管理費を誰が負担するか、修繕をどこまで行うか、売却を検討する時期も書面やメールで共有しておきましょう。

売却・保有・賃貸・解体の全体像は、親記事の実家・空き家をどうするか迷っている方へで比較できます。

実家の管理期限を決めて見直す

「いつか住む」ではなく、入居予定の時期と必要な修繕予算が具体的なら、管理を続ける理由があります。一方、利用予定が決まらず、家族の負担や維持費が増えているなら、管理を続けながら出口を比較する段階です。

家族内では、管理担当者、緊急連絡先、費用の負担者、次の見直し日を決めて記録しておきましょう。半年後など具体的な日を置くと、結論を先送りしたまま費用だけ払い続ける状態を防ぎやすくなります。

売る、貸す、解体するのどれが合うかは、建物の状態や地域の需要によって変わります。

比較サービスを使うと、売却・活用・解体・リノベーションなどの提案や、必要な費用の見通しを確認できます。利用前に方針を決め切る必要はなく、家族で話す材料を集める目的でも構いません。

\ 売却・活用・解体などを比較 /

売却・活用・解体などの提案を、家族で話し合うための比較材料として確認できます。

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この記事を書いた専門家

保有資格: 相続診断士 / 宅地建物取引士 / AFP(日本FP協会認定)など20種以上

不動産・金融業界で20年以上の実務経験、1,500件以上の相談実績を持つ相続・終活・不動産相続のプロフェッショナル。法律・税務・介護の専門家と連携し、ご家族に寄り添った円満な終活・相続を実現します。

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