家族信託の手続きはどこでする?相談先と失敗しにくい順番を解説

家族信託の手続きどこでする?失敗しない場所と流れを専門家が解説
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家族信託の手続きは、まず家族信託に詳しい専門家へ相談し、利用予定の金融機関へ契約案を確認してから契約書を固めると、手戻りを減らしやすくなります。

市区町村役場だけで完結する制度ではありません。公証役場、法務局、金融機関、必要に応じて税務署へ進みますが、順番は家庭の財産内容によって変わります。

特に大切なのは、公正証書を作る前に、希望する金融機関が信託口座に対応し、契約案を受け付けられるか確認することです。

この記事のポイント
  • 手続きを始める相談先と場所が分かります
  • 銀行確認を含めた失敗しにくい順番が分かります
  • 公正証書・登記・税務の注意点を整理できます
目次

家族信託の手続きはどこで始める?

家族信託の手続きはどこで開始する?

最初の窓口は、市役所や銀行ではなく、家族信託の設計と必要な専門家の連携を確認できる相談先です。役所は住民票や印鑑証明書などを取得する場所で、契約内容を設計する場所ではありません。

場所主な役割確認する時期
専門家希望・財産・家族関係を整理し、契約案を検討最初
金融機関信託口座の取扱いと契約案の事前確認契約確定前
公証役場信託契約書を公正証書にする契約案の確認後
法務局信託する不動産の所有権移転・信託登記契約成立後
税務署該当する法定調書などを提出信託開始後

具体的な窓口は、公正証書を作る場合は最寄りの公証役場、不動産登記は不動産所在地を管轄する法務局、税務書類は納税地等を所轄する税務署が基本です。

相談する専門家は財産と課題で選ぶ

家族信託の相談ができる専門家の種類

不動産を信託するなら、家族信託と信託登記に対応する司法書士が窓口になりやすいです。親族間に対立がある場合は弁護士、収益不動産や相続税への影響がある場合は税理士との連携も確認します。

  • 信託契約の設計から不動産登記まで対応できるか
  • 利用予定の金融機関へ契約案を事前確認できるか
  • 税務や家族間の対立がある場合に専門家と連携できるか

失敗しにくい手続きの順番

  1. 親の希望、預貯金、不動産、受託者候補を家族で整理する
  2. 家族信託に詳しい専門家へ相談し、必要性と契約案を検討する
  3. 信託口座を開設したい金融機関へ、対応条件と事前審査の有無を確認する
  4. 金融機関の条件も踏まえて契約書を確定し、必要に応じて公正証書にする
  5. 不動産があれば法務局で信託登記を行い、金銭を信託口座へ移す
  6. 税務書類の提出要否と、契約後の帳簿・通帳管理を確認する

家族信託だけでなく、施設入居後の実家管理や将来の売却まで一緒に考える場合は、親が元気なうちの実家対策相談|施設入居・認知症・売却準備も参考にしてください。

家族信託の手続きで止まらないための4つの確認

家族信託手続きをどこで完結させる?

公正証書は必須とは限らない

通常の信託契約は、公正証書でなければ成立しないわけではありません。ただし、本人の意思確認を残しやすく、金融機関が公正証書を口座開設の条件にしている場合もあるため、実務では作成されることが多いです。

公証役場へ予約する前に、契約案を金融機関へ確認してください。公正証書作成後に修正すると、手続きと費用が増える可能性があります。手数料は契約内容で変わるため、日本公証人連合会の手数料案内で確認できます。

信託口座は名称だけで判断しない

金融機関によって、口座の名称、名義表示、必要書類、利用できる機能は異なります。「信託口」「信託管理口座」「専用口座」などの名称だけで法的な扱いを判断せず、次を質問しましょう。

  • 公正証書や専門家の関与が開設条件か
  • 契約書案を公正証書作成前に確認してもらえるか
  • 受託者が死亡・破産した場合に口座をどう扱うか

不動産登記と税務は契約内容で変わる

家族信託後の税務署への届出と期限

不動産を信託する場合は、法務局で信託登記が必要です。将来の売却・賃貸・修繕を予定するなら、受託者の権限が契約書と信託目録に反映されているかを確認します。

税務署への提出は全員一律ではありません。信託の効力発生などで受益者別調書が必要になる場合は原則として翌月末、信託の計算書が必要な場合は原則として翌年1月31日が期限ですが、提出不要となる条件もあります。国税庁の法定調書と提出期限を確認し、収益不動産がある場合は税理士へ相談してください。

相談前に家族でメモすること

  • 信託したい預貯金・不動産と、おおよその価額
  • 誰を受託者にし、何を任せたいのか
  • 実家を将来売る・貸す可能性があるか
  • 利用したい金融機関と、家族へ説明したい内容

家族信託は、認知症の診断名だけで可否が決まるものではありませんが、本人が契約内容と任せる相手を理解し、意思表示できることが前提です。契約を急いで決めるのではなく、必要性、金融機関、登記、費用まで一度に確認できる相談先を選びましょう。

「家族信託が本当に必要か」「どの順番なら手戻りを減らせるか」を確認したい場合は、無料相談で家族の状況と必要な手続きを整理できます。相談した時点で契約を決める必要はありません。

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必要性や概算費用を聞いてから検討できます。

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この記事を書いた専門家

保有資格: 相続診断士 / 宅地建物取引士 / AFP(日本FP協会認定)など20種以上

不動産・金融業界で20年以上の実務経験、1,500件以上の相談実績を持つ相続・終活・不動産相続のプロフェッショナル。法律・税務・介護の専門家と連携し、ご家族に寄り添った円満な終活・相続を実現します。

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